地域の皆様の“かかりつけ医”として。
はじめまして。この度、平成27年5月に兵庫県川西市のガーデンモール清和台におきまして「ふじおかクリニック (耳鼻いんこう科・アレルギー科)」を開院させていただくことになりました藤岡 孝典(ふじおか たかのり)です。
現在まで耳鼻咽喉科・アレルギー科を専門とし、臨床・研究に取り組んでまいりました。 開院にあたりこれまでの経験を生かし地域の皆様の“かかりつけ医”として、当クリニックを皆様の身近にお役立ていただければ幸いです。
特にアレルギー性鼻炎(花粉症)や副鼻腔炎(ちくのう)の治療については長年取り組んでおり、現在の病状・今後の治療方針について患者様や保護者の方と話し合いながら、本人にとってより良い治療を一緒に行っていきたいと考えております。
また、多くの“耳・鼻・のど”の手術患者さんを主治医として担当させて頂いた経験を活かして、手術の必要性や方法についてもお答えいたします。
“耳・鼻・のど”に関する診断/治療から、めまい・難聴・補聴器のご相談まで患者様に安心して受診していただける地域の医院として皆様の身近にお役立ていただければ幸いです。
平成14年3月 和歌山県立医科大学 卒業 |
平成14年5月 大阪市立大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科 |
平成15年5月 和泉市立病院 耳鼻咽喉科 |
平成21年3月 大阪市立大学大学院 修了 |
平成21年4月 大阪市立大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科 |
平成23年4月 和泉市立病院 耳鼻咽喉科 医長 |
平成25年1月 大阪市立大学医学部 耳鼻咽喉病態学 講師 |
平成27年5月 ふじおかクリニック(川西市)開院 |
午前診 9:00〜12:00 |
午後診 3:00〜7:00 |
|
月 | ● | ● |
火 | ● | ● |
水 | ● | ー |
木 | ● | ● |
金 | ● | ● |
土 | ● | ー |
日 ・ 祝 |
ー | ー |
金曜の午前9:00〜12:00(要予約)
水曜の午後・土曜の午後・日曜・祝日
今回、当院では従来単純X線を撮影していた機器を更新し、より正しい診断および治療方針の確定のため、耳鼻科用コーンビームCTを導入しました。
耳鼻科領域は骨が非常に多い領域です。まず鼻は骨や軟骨で形成されており、鼻腔の周囲に骨で囲まれ副鼻腔という洞穴が存在しています。
また耳は中耳や乳突洞といった骨で囲まれた空洞があり、耳小骨という小さな3つの骨の連鎖で音が伝わるようになっています。
このように、鼻と耳は骨で囲まれた空間で形成されており、その骨と粘膜を精細に描出するCTは耳と鼻の病気に対して非常に有用です。
今までCTが必要な方には近隣の病院にCTを依頼していました。
しかしそれはすべて予約制であり、予約した病院を含めると3回の診察が必要でした。しかし今回CTを設置することで、必要と判断した診療時に撮影、結果説明が可能になりました。
(ただし、耳鼻以外のCTやMRIに関しては、今まで通り他院での予約検査が必要です)
※このCT検査に関しては、全ての方が適応となるわけではありません。
このような方で検査の必要性とご希望にあわせて検査を行うことになります。検査画像は当院の画像サーバーに保存されますが、手術および精査目的に他院を紹介させていただく際にはCDに入れてお渡しします。
(紹介以外の目的で、ご本人希望にてCD作成する場合には、実費として1000円をいただきます:保険対象外)
当院では頸部の腫れなどの症状で来られた方には、必要に応じてその場でエコーを行い、できるだけ早く診断をつけられるようにしています。
また状況によっては細胞診もその場で行います。
その他に、何か出来ている場合にも当院で可能な範囲で組織検査を行います。
当院では難しい場合や、さらなる検査や治療が必要な場合には速やかに適切な病院をご紹介させていただきます。
この方針は耳や鼻でも同じですので、何かご心配な症状がありましたら、一度ご相談ください。
インフルエンザやマイコプラズマの診断に従来の簡易型検査だけではなく、富士フイルム(富士ドライケム)のIMMUNO AG1という検査機械を導入しました。
これは今までは症状がでてから半日程度経過しないと検査をしても陽性にならなかったものが、4時間程度で診断ができるようになった機器です。
● 受付
● 待合室
● キッズコーナー
● 中待合
● 診察室1
● 診察室2
● 吸入コーナー
● 処置室
● 鼻洗コーナー
● 聴力検査室
● 洗面コーナー
● トイレ
● クリニック入口
● お気軽にご相談ください
● 超音波診断装置(エコー)
首などに違和感がある患者様の検査に使用します。
● CO2レーザー
アレルギー性鼻炎等の治療に使用するレーザー装置です。
● 顕微鏡
耳の中を観察したり処置を行うときに使用します。
● 電子ファイバースコープ
耳、鼻、のどの奥を観察するときに用います。
● 画像ファイリングシステム
画像検査や聴力検査など様々な検査結果が集中管理されます。
※写真の画像はダミーです。
● バイポーラ
鼻血をとめるための鼻粘膜焼灼治療装置です。
● 電子カルテ
診察内容や検査記録が電子カルテに管理されます。
● ネブライザー
薬液を細かい粒子にして鼻やのどに投与する吸入器です。
● 重心動揺計
めまいやふらつきなどがないか調べる平衡機能検査装置です。
● 耳鼻科用コーンビームCT
耳、鼻の超高解析度の3D画像が撮影可能です。
● デジタルレントゲン
撮影されたデジタル画像を保存する装置です。
● 聴力検査装置
聴力検査や鼓膜や耳小骨の振動(動き具合)を調べる装置です。
● 順番予約システム
当日の順番をインターネットで予約できます。
※初診の方はご利用いただけません。
耳が痛い、耳から膿(うみ)が出る、聞こえにくい、耳鳴りや音がする、耳の下が腫(は)れる、めまい など
外耳炎、中耳炎、難聴、耳管狭窄症、耳管開放症、耳あか、メニエール病、めまい など
補聴器の電池も置くようにいたしましたので、補聴器メーカーにかかわらずご希望の方はどうぞご利用ください。診察なしでもかまいません。
ただし型が4種類あるため、今お使いの電池をお持ちいただくか、電池のケースをお持ちください。
1箱(6個入り)1,000円です。
鼻が痛い、頬が痛い、鼻水・鼻血が出る、匂いがよく分からない、鼻がかゆい、鼻がにおう(臭い)、鼻がつまる など
アレルギー性鼻炎、花粉症、副鼻腔炎(ちくのう)、鼻ポリープ、副鼻腔腫瘍 など
のどが痛い、咳が出る、うまく飲み込めない、味が分からない、声が出にくい、のどがつかえる など
咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎、声帯ポリープ、声帯麻痺、咽頭腫瘍、喉頭腫瘍 など
当院は診療科目にアレルギー科をあげていますが、その通りアレルギー診療に力を入れています。
今やアレルギー疾患は国民病であり、ほとんどの人が何かに対するアレルギーを持っていると言っても過言ではありません。
当院ではその診断、治療に力を入れています。
アレルギー疾患は喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎などがありますが、当院は耳鼻いんこう科ですので、特にアレルギー性鼻炎についてお話しします。
まずお越しいただいた方のお話を伺うことでアレルギー性鼻炎を疑ったうえで、鼻の粘膜を観察して診断します。
そして当院ではアレルゲン(原因物質)の検査をおすすめしています。というのも、アレルギー疾患は現時点では根本的に治癒させる治療方法はなく、対症療法になります。
その際にも非常に重要となるのが、原因物質を回避することです。その原因物質を回避するためには、原因物質を正しく知り、対策をとることが必要なのです。
当院では、採血の他に、指先からの少量の血液だけでアレルギー検査が可能です。そのため、小児でも容易に検査できます。(学校に提出するアレルギー調査票にも対応可能)
検査方法には2種類あり、8種類の物質に対してアレルギーがあるかどうかを判定するイムノキャップ、41種類に対してアレルギーがあるかどうか判定する最新機器のドロップスクリーンがあります。
イムノキャップ、ドロップスクリーンの項目はセットで修正できませんので、それらの項目以外の検査が必要な場合には、採血が必要になります。検査項目の詳細に関しては当院でお問い合わせください。
※薬物や金属アレルギーはプリックテストが必要であり、当院では行っていません。
イムノキャップラピッドⓇ
ドロップスクリーンⓇ
一般的に行われている治療です。
季節性アレルギーの方は、その時期より少し前から治療を開始することで症状をコントロールしやすくなります。
たとえばスギ花粉症の方は1月下旬からの治療をおすすめします。
通年性アレルギーの方は、症状の強さに応じて治療を行います。
場合により内服薬を組み合わせたり、外用薬や漢方薬も使用します。
アレルギー性鼻炎による鼻づまりを改善させるための治療方法です。鼻の中をガーゼで麻酔し、鼻の中をカメラで見ながらレーザーで焼灼します。
術後に鼻づまりが一時的に悪化しますが、その後改善します。
ただ効果の持続時間が長くて2年程度ですので、効果が弱くなってきた方にはレーザーを繰り返して行います。
小学校高学年くらいからであれば可能であり、30分程度で終了します。
症状が強い時にはレーザーを行うと逆効果になりますので、たとえばスギ花粉症の方の場合には12月から1月上旬には治療を行う必要があります。
通年性アレルギーの方は症状の強くない時期をご相談のうえで決定します。
アレルギーによる症状をなくす可能性がある唯一の治療方法です。アレルゲンを体内に直接投与することで、アレルギー反応を起こさないようにするものです。
以前から行われていた注射による治療と、近年始まった舌下免疫療法があり、当院では後者による治療を行っています。
重症の喘息がない、などいくつかの条件はありますが、当てはまる方でご希望される方は採血でアレルゲンを正確に確認した後に、十分な説明を行ったうえで治療を開始します。
毎日舌の下に錠剤を2分程度おき、そのあとうがいをするということを3年程度は継続します。小児でも治療できるようになりましたが、お薬を舌下にしばらく維持できることが条件になります。
すべての方に治療効果が出るわけではなく、現在日本で発売されているのがスギとダニだけであるという問題点はありますが、興味のある方は一度ご相談ください。
ゾレアは2009年1月に気管支喘息に対する治療薬として承認され、2017年3月に特発性の慢性蕁麻疹の適応が追加承認された世界初のヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤です。今回、内服薬の効果が不十分の重症スギ花粉症に対する適応が承認されました。今までの薬剤と異なり、IgEという即時型アレルギー反応における最も重要な抗体の働きを阻害することによりマスト細胞などの炎症細胞の活性化を抑制します。
現在までに確認されている副作用としては、ほとんどが注射によるものであり、その他は薬剤に対するアレルギー反応です。
まだ新しい治療であり、アレルギー性鼻炎に関しては十分なデータは揃っていませんが、今まで内服薬の効果が不十分で苦しんでおられる患者さんにとってはひとつの希望になると考えています。
保険適応であり、その他高額療養費制度等の対象ではありますが、非常に高価な治療になりますので(IgE値、体重により薬剤費は変わります)ご興味のある方は一度診察にお越しいただき、ご相談ください。 ただし上記にあるように、初診時にゾレア注射を行うことはできません。 減感作療法(舌下免疫等)含め、薬剤との併用は問題ありませんが、お薬を服用されている方は必ずお薬かお薬手帳をご持参ください。
蜂に刺された際、皮膚科での治療後のフォローを当院で行なっております。
蜂に刺されたのが2回目以降の場合、アナフィラキシーを起こすことがあります。アナフィラキシーを起こす可能性のある方は、「エピペンⓇ」を持っておくことが望ましいとされています。当院ではアナフィラキシーの検査と、「エピペンⓇ」処方を行います。
当院ではお子さんの耳鼻科診療を積極的に行っています。
中耳炎や咳、微熱などでは鼻汁のコントロールが重要です。
お薬も処方いたしますが、それ以上に大事なのが鼻の処置です。
お薬の効果には限界があり、物理的に鼻汁をとってあげて減らすことを第一にするという方針です。
ですので、お子さんに関しては鼻汁が多い時にはできるだけ通院していただき、処置や吸入をしていただきたいと思っています。
お薬も抗生剤は出来るだけ基本的なものを十分な量を短期間で、と考えています。
強い抗生剤が必要なときもありますが、それに必要以上に頼ってしまうと次からの治療が難しくなります。
ですので新しく強い抗生剤は当院ではあまり処方いたしません。
また、どうしても長期にお薬を内服することもあります。
もし何かわからないことや不安に思われることがありましたら、遠慮なくお聞きください。
当院では現在のところBCG、子宮頸がんワクチン以外の定期、任意接種を行っています。
ご希望の方に対して薬剤を取り寄せていますので(季節性インフルエンザワクチン以外)必ず母子手帳をお持ちのうえ、受付までお越し下さい。(予防接種ミスや事故予防のため電話での受付は行っておりません)そこで確認のうえ、発注いたします。
任意接種の場合、一部料金を前金としてお預かりさせていただきます。
当院を受診されたことのない方でも大丈夫です。
ただ、上記の理由のため一度ご予約いただいた予防接種のキャンセルは一切お受けできないことと、季節性インフルエンザワクチン以外の当日の接種はできませんので、ご了承ください。大人の方の予防接種も承りますので、ご相談ください。
また季節性インフルエンザの予防接種に関しましては、接種時期になりましたらお知らせさせていただきます。
私は今まで勤務してきた病院すべてで睡眠時無呼吸症候群の専門外来を担当していました。
また、大学病院でも一時唯一の診断治療を行える医師として勤務し、その後睡眠時無呼吸センター設立時にもそのメンバーを務めました。
ですので、睡眠時無呼吸に関しては、より専門性の高い診療を行っております。
現在、日本では多く方は簡易型(アプノモニターと呼ばれる腕時計のような検査機器)による診断をうけています。医院によってはこれを精密検査と説明されていますが、この検査では睡眠の状態がわからないため、十分な検査とはいえません。
しかし、脳波まで検査する精密な検査(終夜睡眠ポリグラフィー:PSG)は行える施設が限られており、入院が必要なことや料金が数万円するため、なかなか受けづらい状況でした。
そこで当院は入院せずにご自宅でPSGを行う業者と提携し、まず一度簡易な検査を行ったうえで精密な検査を受けやすくしました。
まずは当院にお越しいただき、ご希望の方にはこちらから業者へ連絡することでご本人のご都合にあわせて検査をする日程を決めていただきます。
検査を受けていただいた後は当院で検査結果を説明させていただいたうえで、治療が必要な場合にはそのまま治療にうつることができます。(検査のみご希望の方でも大丈夫です)
一般的に現在の治療は夜間にマスクを装着し、機械から空気を送り込むCPAPという治療が標準的です。
ただ、鼻のトラブルなどにより治療の継続が難しい方も多いのが現状です。
ですのでCPAP治療を行う際には特に鼻の状態の評価やコントロールが必要と考え、内服や点鼻薬、場合によってはレーザーにより鼻の中を広くする治療も併用しています。
他院でCPAP治療を受けておられる方で、何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
また手術を行った方が好ましい方に関しては、手術を行える施設をご紹介させていただきます。
いびきは治療が非常に難しいというのが現状です。
今までも手術などを行ってきた時代がありましたが、術後悪化することも多く、現在はあまり行っていません。
しかし、新しい方法としてnastent(TM)という鼻からご自身で寝るときに入れていただくシリコンチューブが発売されました。
これを鼻から挿入することで、口蓋垂(のどちんこ)付近に達することでいびきが改善される方がいます。
すべての方が効果がでるわけではないことと、慣れるのに1週間程度必要なのですが、いびきでお困りの方で、ご興味があれば一度お申し出ください。
ふじおかクリニック |
耳鼻いんこう科・アレルギー科 |
〒666-0142 兵庫県川西市清和台東3丁目1-8-2F |
診療時間 午前診 9:00〜12:00 午後診 3:00〜7:00 補聴器外来 金曜午前9:00〜12:00(要予約) 休 診 日 水曜の午後・土曜の午後・日曜・祝日 |
●お車でお越しの方 ●公共交通機関でお越しの方 |