兵庫県川西市の耳鼻いんこう科・アレルギー科【ふじおかクリニック】

アレルギーの診療
 
 
 
 

アレルギーの診療について

当院は診療科目にアレルギー科をあげていますが、その通りアレルギー診療に力を入れています。
今やアレルギー疾患は国民病であり、ほとんどの人が何かに対するアレルギーを持っていると言っても過言ではありません。
当院ではその診断、治療に力を入れています。
アレルギー疾患は喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎などがありますが、当院は耳鼻いんこう科ですので、特にアレルギー性鼻炎についてお話しします。

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診断

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まずお越しいただいた方のお話を伺うことでアレルギー性鼻炎を疑ったうえで、鼻の粘膜を観察して診断します。
そして当院ではアレルゲン(原因物質)の検査をおすすめしています。というのも、アレルギー疾患は現時点では根本的に治癒させる治療方法はなく、対症療法になります。
その際にも非常に重要となるのが、原因物質を回避することです。その原因物質を回避するためには、原因物質を正しく知り、対策をとることが必要なのです。

検査方法としては食物アレルギーの検査には採血が必要です。
花粉やダニ、ハウスダスト、カビなどの吸入系アレルギーでも同様ですが、当院ではお子さん(特に小学校入学前)の検査では指先から血液を少量とるだけで検査できる簡易検査(イムノキャップラピッドⓇ)を導入しています。

決まった8項目のみではありますが、この検査であれば腕からの採血は不要で20分程度で結果が出ます。(大人の方でも検査可能です)
どの検査が良いかは、診察時にご相談ください。
※薬物や金属アレルギーはプリックテストが必要であり、当院では行っていません。

イムノキャップラピッドⓇ
 

治療

内服薬・外用薬による治療

一般的に行われている治療です。
季節性アレルギーの方は、その時期より少し前から治療を開始することで症状をコントロールしやすくなります。
たとえばスギ花粉症の方は1月下旬からの治療をおすすめします。通年性アレルギーの方は、症状の強さに応じて治療を行います。場合により内服薬を組み合わせたり、外用薬や漢方薬も使用します。

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レーザー治療
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アレルギー性鼻炎による鼻づまりを改善させるための治療方法です。鼻の中をガーゼで麻酔し、鼻の中をカメラで見ながらレーザーで焼灼します。
術後に鼻づまりが一時的に悪化しますが、その後改善します。
ただ効果の持続時間が長くて2年程度ですので、効果が弱くなってきた方にはレーザーを繰り返して行います。

小学校高学年くらいからであれば可能であり、30分程度で終了します。
症状が強い時にはレーザーを行うと逆効果になりますので、たとえばスギ花粉症の方の場合には12月から1月上旬には治療を行う必要があります。
通年性アレルギーの方は症状の強くない時期をご相談のうえで決定します。

減感作療法

アレルギーによる症状をなくす可能性がある唯一の治療方法です。アレルゲンを体内に直接投与することで、アレルギー反応を起こさないようにするものです。
以前から行われていた注射による治療と、近年始まった舌下免疫療法があり、当院では後者による治療を行っています。
重症の喘息がない、などいくつかの条件はありますが、当てはまる方でご希望される方は採血でアレルゲンを正確に確認した後に、十分な説明を行ったうえで治療を開始します。
毎日舌の下に錠剤を2分程度おき、そのあとうがいをするということを3年程度は継続します。小児でも治療できるようになりましたが、お薬を舌下にしばらく維持できることが条件になります。

すべての方に治療効果が出るわけではなく、現在日本で発売されているのがスギとダニだけであるという問題点はありますが、興味のある方は一度ご相談ください。

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ゾレア注射について

ゾレアは2009年1月に気管支喘息に対する治療薬として承認され、2017年3月に特発性の慢性蕁麻疹の適応が追加承認された世界初のヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤です。今回、内服薬の効果が不十分の重症スギ花粉症に対する適応が承認されました。今までの薬剤と異なり、IgEという即時型アレルギー反応における最も重要な抗体の働きを阻害することによりマスト細胞などの炎症細胞の活性化を抑制します。

現在までに確認されている副作用としては、ほとんどが注射によるものであり、その他は薬剤に対するアレルギー反応です。

この治療の対象となる方
  • 12歳以上
  • 当院で1週間以上抗アレルギー内服薬を処方し、それでも症状が改善されない方
  • スギに対するアレルギーが主な原因と考えられる方
  • 4週間または2週間おきに注射が可能な方(IgE値と体重により異なります)
  • 保険適応ではあるものの、高額な治療であることを了承していただける方
治療のながれ
  1. まずは当院で抗アレルギー薬を処方します。
  2. 再診時に薬剤の効果が不十分であることを確認し、採血にてスギアレルギーおよびIgE値の評価を行います。
  3. ゾレア注射の承諾が得られればIgE値と体重により設定された投与量、投与方法でゾレアの皮下注射を行います。(ゾレアには即効性はありません)
  4. 治療開始はスギ花粉飛散前からが好ましく、治療期間は長くて12週間です。
  5. ゾレア治療中は抗ヒスタミン薬との併用が必須となります。

まだ新しい治療であり、アレルギー性鼻炎に関しては十分なデータは揃っていませんが、今まで内服薬の効果が不十分で苦しんでおられる患者さんにとってはひとつの希望になると考えています。

保険適応であり、その他高額療養費制度等の対象ではありますが、非常に高価な治療になりますので(IgE値、体重により薬剤費は変わります)ご興味のある方は一度診察にお越しいただき、ご相談ください。
ただし上記にあるように、初診時にゾレア注射を行うことはできません。
減感作療法(舌下免疫等)含め、薬剤との併用は問題ありませんが、お薬を服用されている方は必ずお薬かお薬手帳をご持参ください。

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